「労働時間管理」
過重労働は、健康障害・過労死の第一要因です。
厚生労働省(労基署)は、年々企業の労働時間管理について指導を強化しています。
特に、過重労働=長時間労働は労働者の健康に悪影響を与える第一の要因と考えられており、
近年 脳・心臓疾患・精神障害(うつ病など)に関する労災認定基準が整備されたことから過重
労働による健康障害が労災認定されさらには多額の民事賠償請求がなされるという例が急増して
います。
また、労働しても支払われていない未払い残業問題やサービス残業問題も未だに多くの中小企
業では行われていることも問題となっています。
今後は、コンプライアンス違反がないようにそれぞれの業務の実態にあった労働時間制度(1年
単位の変形労働時間制、1か月単位の変形労働時間制など)に見直した上で適正な労働時
間管理をして最終目標である労働時間の削減を進めることが重要となります。